北上・西和賀

発展へ生徒ら誓い新た 故深澤村長描く劇熱演 沢内中50周年

沢内中学校創立50周年記念事業で行われた演劇「いのち」

 西和賀町立沢内中学校(佐藤克宏校長、生徒47人)の創立50周年記念事業は23日、同町沢内字太田の同校などで行われた。生徒、関係者らが沢内に関わる演劇や記念式典などを通じて歴史を振り返り、学びやのさらなる発展を誓い合った。

 2、3年生27人による演劇「いのち」は、旧沢内村で保健と医療の連携を進め、高齢者・乳児医療費無料化、乳児死亡率ゼロを実現させた故深澤晟雄村長(1905~65年)に迫る内容。「広報さわうち」の発行や婦人会・青年会の立ち上げ、ブルドーザーによる南北の道路の除雪、命を守る取り組みなど、数々の事績を朗読や演技で伝えた。

 クライマックスでは「物があふれ、人と人のつながりが崩れ、日本のあちこちでいじめが問題となり、世界各地で紛争が絶えず掛け替えのない命が消えていく。そんな時代だからこそ、沢内に生まれ育った私たちはもう一度命のともしびを高く掲げ、命の大切さ、命の重みを自分の言葉で語れるような、そんな人間になりたい」と声をそろえた。

 沢内農業者トレーニングセンターで行われた記念式典は、生徒や保護者、来賓らが出席し、オープニングでは1年生20人が「さわうち太鼓」を力強く披露。PTA会長の大島浩輝記念事業実行委員長はあいさつで「50年間の素晴らしい歩みを今後の学校生活や人生に生かし、伝統をますます魅力的なものにして引き継いでほしい」と呼び掛けた。

 創立30周年以降の歴代校長7人、歴代PTA会長19人、教育環境整備企業の田中建設に感謝状を贈呈。生徒会長の太田奈子さん(3年)が「50周年を迎えられたのも多くの先輩方や地域の方々の支えのおかげ。これからも先輩方が築き上げてくださった沢内中学校を受け継ぎながら、新たな学校を作っていくために生徒全員で一歩一歩確実に進んでいく」と決意を述べた。

 同校は1972年に沢内第一、第二、第三、貝沢の4校が統合。2021年度に創立50周年を迎えたが、新型コロナウイルスのために人を集められず22年度に記念事業を実施した。

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