J2再昇格へ意欲 クラブ社長に いわてグルージャ監督退任の秋田氏
サッカーJ2・いわてグルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブは25日、今季監督を務めた秋田豊氏(52)が、同クラブのオーナー兼代表取締役社長に就任したと発表した。
クラブ側が盛岡市内のホテルで記者会見し明らかにした。
説明によると、同クラブの親会社であるNOVAホールディングスが保有する一部株式を秋田氏に譲渡することが24日のJリーグで承認されたことを受け、同クラブの臨時株主総会などで秋田氏のオーナー兼社長就任が決まった。
NOVAホールディングス幹部から8月ごろに打診を受けた秋田氏が、3週間ほど前に決断したという。来季はJ3降格が決まっている。秋田氏は会見で「アグレッシブに、縦に速いサッカーをベースとして監督や選手を集め、県民に夢と希望を与えられるチームに向け、来季はJ2を目指して準備したい」と意欲を示した。
秋田氏は、愛知県出身。現役時代はJ1鹿島などでDFとして活躍した。1998年フランス、2002年日韓ワールドカップでは日本代表。20年からグルージャ(当時J3)の監督を務め、就任2年目でクラブ史上初のJ2昇格を果たした。しかし、今季は最下位の22位に沈み、監督退任を表明していた。