北上・西和賀

古典名作を堪能 黒沢尻歌舞伎公演【北上】

黒沢尻歌舞伎で好演を見せる出演者

 黒沢尻歌舞伎保存会(髙橋イ子会長)による歌舞伎公演は10月30日、北上市文化交流センターさくらホールで開かれた。約200人が来場し、地歌舞伎を心ゆくまで堪能した。

 第32回市民芸術祭参加で、同保存会の関係者20人余りが出演。第一幕の古典名作歌舞伎の与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)「玄冶店(げんやだな)」では出演者が好演を繰り広げ、来場者からは掛け声も飛んでいた。

 第二幕では歌謡曲や地唄に合わせて華やかな踊りが披露され、和賀八千代社中も大黒舞を踊り花を添えた。最後は出演者全員による大喜利「並木駒形」で締めた。

 今年も新型コロナウイルスの影響で全体稽古はごく限られ、出演者は個別に鍛錬してきたという。

 髙橋会長は「なかなか全体で集まれない中、みんなよく頑張ってくれた。お客さんも入り、声を掛けていただいて励みになった。『見たい』と待ってくれるお客さんもおり、来年以降も続けていきたい」と話していた。

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