精鋭集結 ファン熱く 盛岡競馬場で8年ぶり JBC
地方競馬の最高峰とされる第22回JBC競走は3日、盛岡市の盛岡競馬場をメイン会場に開催された。日本中央競馬会(JRA)と地方競馬の精鋭馬が集結し、ダートレースの頂点を懸けた力強い走りで大勢の競馬ファンを熱狂させた。
JBCは、2001年に創設。盛岡では02年(第2回)に初めて行われ、今回は14年(第14回)以来8年ぶりの開催。レースは距離2000メートルのクラシック、1200メートルのスプリント、1800メートルのレディスクラシックの3戦が盛岡、1800メートルの2歳優駿が門別(北海道)で行われた。
同日は曇りや雨で不安定な天気となったものの、盛岡競馬場には朝から大勢の競馬ファンや家族連れらが来場。パドックで気になる馬の様子をチェックしたり、オリジナルグッズを買い求めたりする姿が見られた。「まめぶ」などのご当地フードを提供するキッチンカーが並んだほか、チャグチャグ馬コの撮影会や「盛岡さんさ踊り」など、地元ならではのアトラクションも行われた。家族と訪れた一関市東山町の会社員三浦恵太さん(35)は「昨年に(JBC開催が)発表されてから来ようと思っていた。盛岡の競馬場は初めて。騎手では福永(祐一)さんが好き。子供たちと一緒に楽しみたい」と満喫していた。
レースでは武豊さんらレジェンド級の騎手が観客の熱い視線を浴びながら、ダートコースを力強く駆け抜けた。競馬番組の出演でもおなじみのタレントDAIGOさんのトークショーもあり、“ダートの祭典”を盛り上げた。