奥州・金ケ崎

敷地整備に活用を トラクター贈る 水沢工高同窓会【奥州】

水沢工高同窓会が設立50周年を記念して母校に贈ったトラクター

 県立水沢工業高校同窓会(菅原由和会長、会員7881人)は10月26日、同会の設立50周年記念事業で同校(日當仁己校長、生徒376人)にトラクターを寄贈した。グラウンド整備と除雪に役立てられる。

 同会は1971年4月に設立された。節目の2021年度に記念事業を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて1年延期し、内容を再検討。同校、PTAとの意見交換や、同校による校内でのアンケートを通じて需要をくみ取り、車両を用意した。

 車両は後方にグラウンド整備用の作業機、前方に除雪用のバケットを装着できる。ボンネットには校章がプリントされている。

 贈呈は奥州市水沢佐倉河字道下の同校で行われ、会員や同校職員、生徒会執行部の生徒ら約20人が出席した。

 菅原会長は「記念事業がいったんは延期されたが、本当に必要な支援につなげられて良かった。人材育成などの面で工業高校の役割は非常に大きい。トラクターも活用し、生徒にとって安全・安心で魅力のある学校をつくってほしい。今後も連携しながら母校を惜しみなく支援していく」とあいさつし、ゴールドキーを手渡した。

 受け取った日當校長は「半世紀の節目に大変高価な物を頂いた。冬場の除雪やグラウンドの整備には苦慮していたので、寄贈で環境が飛躍的に改善できる」と語り、生徒会長の菊地凱成さん(2年)も「生徒、職員の環境が良くなると思う。生徒会も学校全体を盛り上げていく」と感謝していた。

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