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成功へ県民一丸 全国植樹祭 200日前イベント【岩手】

全国植樹祭の200日前イベントで、カウントダウンボードの除幕をした達増知事(中央)と児童

 2023年6月4日に本県で開かれる第73回全国植樹祭の200日前となる16日、カウントダウンイベントが県庁前で開催された。カウントダウンボード除幕や児童が育てた苗木の引き渡しが行われ、関係者が本番に向けて機運を高めた。

 イベントでは、達増拓也知事と雫石町立御明神小学校の4年生9人がカウントダウンボードの除幕を行ったほか、同校の児童が育てたナンブアカマツとオオバクロモジの苗木を達増知事に引き渡した。

 達増知事は「カウントダウンボードは6種の木をふんだんに使い、本県で開催する植樹祭にふさわしい。植樹祭に向けて準備を加速し、県民と一緒を成功させよう」と呼び掛けた。

 ボードは、高さ140センチ、幅90センチ、奥行き50センチの大きさで、ナラやクリなど県産広葉樹6種を使い、植樹祭のシンボルマークをかたどっている。4基製作され、県庁1階の県民室前とサテライト会場となる北上市の江釣子ショッピングセンターパルなど3カ所に植樹祭当日まで設置される。

 植樹祭で植える苗木を県内の緑の少年団や小中学生が育てるスクールステイ事業には21年度は30団体654人、22年度は54団体1404人が参加している。

 同日はこのほか、植樹祭に向けて県実施本部と県行幸啓本部が設置された。

 植樹祭は、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園を中心に6000人規模で開かれる予定。本県では1974年5月に松尾村(現八幡平市)で開催されて以来49年ぶり2度目。式典では天皇、皇后両陛下がお手植えやお手播(ま)きをされるほか、宮沢賢治の童話をテーマとした演出やアトラクションが予定されている。

個人、グループ参加者を募集 県実行委

 全国植樹祭県実行委員会(事務局・県全国植樹祭推進室)は、植樹祭の参加者を12月23日まで募集している。参加無料。定員約400人。応募者多数の場合は抽選となる。

 植樹事業や式典に参加する人を募集。県内在住の個人、またはグループ(2人以上5人以下)が対象で、個人は開催日時点で18歳以上であることが条件。インターネットや郵送で応募を受け付けている。

 応募方法は公式ホームページ(https://syokujusai-iwate2023.jp/)に掲載している。問い合わせは同推進室=019(629)5810=へ。

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