一関・平泉

公演の歩みメドレーで 歌やダンスに躍動 修紅短大幼児教育学科生 ファンタジックフェス【一関】

第5回「こどものためのファンタジックフェスティバル」で熱演する修紅短大幼児教育学科の学生

 一関市萩荘の修紅短大の幼児教育学科生による第5回「こどものためのファンタジックフェスティバル2022」は23日、同市大手町の一関文化センターで開かれた。前身の「こどものためのファンタジックコンサート」から数えると通算40回目。新型コロナウイルス感染防止策として無観客で催したが、学生ら65人が歌やダンスなど若さあふれるパフォーマンスで節目のステージを飾った。

 フェスティバルは、同学科の鈴木美樹子教授が「学生に手作りの演奏会をさせたい」と発案したファンタジックコンサートを前身に、第35回を区切りとして2018年から名称と内容が変更された。

 今回は1年生32人と2年生26人、賛助の卒業生7人が出演。1983年の第1回コンサートから2021年の第4回フェスティバルまでのフィナーレ曲で構成したプログラム40曲をメドレー形式で演奏した。

 学生はそろいのTシャツ姿で童謡「きらきらぼし」を皮切りにポップス、アニメソング、民謡などさまざまなジャンルの曲を熱演。タッチベルやカホン、プラカード、旗、手袋、布などの小道具や演出を交えて歌い踊った。卒業生はドラムやシンセサイザー、ピアノ、和太鼓などで伴奏や間奏を担い、後輩を支えた。

 ステージ後方には過去のファンタジックコンサートとファンタジックフェスティバルの映像が投影され、40年受け継がれてきた祭典を彩った。最後は出演者が勢ぞろいし、人気アニメ映画の主題歌「新時代」の歌とダンスで締めくくった。

 実行委員長で同学科2年の佐藤颯真さん(20)は「過去の先輩方の動画を見てアレンジを加え、2週間ほど練習した。授業などもあって全員で合わせるのは難しかったが、2年生のリーダーを中心に協力してつくり上げた。一人ひとりの『楽しい』という気持ちを一番大切にした」と振り返っていた。

 当日の様子は映像に収録され、同短大ホームページで後日公開されるほか、一関ケーブルネットワークで正月に放送される予定。

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