東北大会 全力誓う U―15フットサル 千厩中サッカー部が出場【一関】
一関市立千厩中学校サッカー部は、26、27の両日に花巻市総合体育館で開かれる第28回全日本U―15フットサル選手権大会東北大会に出場する。今夏の県大会で準優勝し、手にした初の東北切符。3年生を中心とするメンバーたちは「東北大会では目の前の試合を全力で戦いたい」と意気込んでいる。
県大会は8月6、7の両日に同体育館で開かれ、中学校やクラブなどの8チームがトーナメント戦で勝敗を競った。同部は1回戦を相手の棄権で不戦勝し、続く準決勝ではFCウイングス(盛岡市)に5―3で勝利。決勝ではクロスカラーズ(同)に2―7で敗れたが、準優勝までに与えられる東北切符を獲得した。
日々の学業はもちろん、コロナ禍で調整が難しい中でもレベルアップに励んできた同部。練習試合などは設けられなかったが、菊池孝幸監督は「3年生は中総体が終われば普通はやめてしまうが、みんなで練習を続けてきた。そんな一人ひとりの頑張りが出し切れる大会になれば」と願う。
加藤獅童主将(3年)は「フットサルはサッカーと違って攻守のスピードが速い。シュートを打ち切ることや細やかなパス回しを意識して挑戦する気持ちで試合に臨みたい」と話す。
加藤主将と共にチームを牽引(けんいん)してきた遠藤颯汰部長(同)は「仲が良くまとまりがあるチームなので、気持ちで負けずに全員で守って全員で攻めて勝ち上がりたい」と決意を語る。
東北大会には、東北各県から2チームずつが出場する。優勝チームには全国大会の出場権が与えられる。