降雪を前に タイヤ交換忙しく・一関地方
28日の一関地方は、高気圧に覆われて日中青空が広がる好天となり、朝方は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却の影響で最低気温が一関氷点下1.0度、千厩同2.8度(いずれも盛岡地方気象台調べ)の冬日。日中の最高気温は一関12.8度、千厩12.6度と11月中旬並みの暖かさだった。
今週半ばから冷え込みが増し、平野部でも雪が降るとの予報が出ていることもあり、同地方のガソリンスタンドやタイヤ販売店は先週末から冬用タイヤに交換しようとする車で混雑。一関市字釣山の旭東釣山給油所にも個人や事業所などから車が次々と運び込まれ、タイヤを履き替える作業の音が終日響き渡っていた。
同給油所では、混雑に伴う新型コロナウイルス感染拡大防止策として午前9時から午後6時までの時間帯に事前予約制で交換作業を受け付けており、現在のところ月末まで予約で埋まっている状況。「タイヤ交換の際は早めに予約を申し込んでほしい」としている。
同気象台によると、29日の県内は前線や低気圧の影響で曇り、次第に雨の所が多くなる。30日以降は一層冷え込み、雨が雪へと変わる見込み。