花巻

市道山の神諏訪線 あす全線開通 花巻PAスマートIC接続 交通機能が強化

 花巻市の市道山の神諏訪線の未開通区間約460メートルは、12月1日午前中に開通する。現在整備が進められている東北道花巻パーキングエリア(PA)スマートインターチェンジ(IC、仮称)へのアクセス道路で、山の神諏訪線は全線が開通することになる。

 山の神諏訪線は県道山の神西宮野目線(旧国道4号)から、県道花巻和賀線までを東西に結ぶ延長1940メートルの都市計画道路で、市南部と市街地西部を結ぶ幹線道路として1986年度に計画決定された。このうち南諏訪町地内の区間約620メートルについては、92年に整備が完了している。

 旧国道4号側の860メートル区間と花巻PA側の460メートル区間については2015年度に事業化され、20年度に着工した。旧国道4号側については21年12月に整備が完了し開通。花巻PA側については片側1車線、幅員12・5メートル(うち片側歩道3・5メートル)の整備が今年11月上旬に完了し、来月1日の開通により山の神諏訪線が全線開通する。

 山の神諏訪線の全線開通とともに、花巻PAスマートICが今後開通することで、市南西地区や北上市北部地区の住民の利便性、周辺工業団地や卸売市場などからの高速交通網へのアクセスが向上。同市の県立中部病院や矢巾町の岩手医科大附属病院への円滑なアクセスなど交通機能の強化が期待される。

 花巻PAスマートICの整備と連動し、周辺では新たな産業団地整備の計画が進められている。

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