乗降客迎える光のゲート 一ノ関駅西口イルミネーション
一関市のJR一ノ関駅西口で1日、恒例のイルミネーションの点灯が始まった。例年よりも規模を拡大し、明るいまちになってほしいと願いを込めた光が、師走の乗降客らを楽しませている。
初日は点灯式が行われ、一ノ関駅前イルミネーション実行委員会副会長の月居康男一ノ関駅長が「明るく華やかな雰囲気で一ノ関駅を利用する人を迎えたいという思いで始まり今年で14回目。これを見て良い年末年始を迎えてほしい」、石川隆明副市長も「駅前が活気づいてほしい、一関に来た人に温かい気持ちで帰ってほしいという思いの表れ。イルミネーションを見て温かい気持ちになってほしい」とあいさつ。
佐々木賢治市観光協会長の合図で関係者がスイッチを押すと、色とりどりの約3万個の発光ダイオード(LED)が一斉にきらめいて広場を照らした。盛岡市出身のバイオリニスト絵美夏さんによるミニコンサートも行われ、点灯式に花を添えた。
イルミネーションの点灯は、一ノ関駅前19区商店会や同駅、岩手労働基準協会一関支部、市、一関商工会議所、市観光協会、同商議所青年部で構成する実行委が主催し、毎年この時期に行っている。
デザインは同青年部一関支部が担い、今回は「体験型イルミネーション」という構想の下で企画。県や県警、タクシー業者らの協力を得て設置範囲を広げ、訪れた人が光のゲートの中を通れるようにした。ベンチも設置し、撮影した写真をインターネット交流サイト(SNS)で発信することも促している。
点灯は2023年1月9日までで、時間は午後4~11時。