感動のストーリー熱演 練習成果堂々と いさわジュニアミュージカル【奥州】
第22回いさわジュニアミュージカルスクール公演「ライオンの王子 シンバとカイト」(NPO法人胆沢文化会館自主事業協会主催)は4日、奥州市胆沢南都田の胆沢文化創造センターで開かれた。小学1年生から高校3年生までの受講生が親子愛と友情で困難を乗り越えて成長していく物語を演じ切り、観客は盛んな拍手を送り好演をたたえた。
同スクールは2001年から滝沢市のNPO法人劇団ゆうの指導を受けて開講。例年は2作品に挑戦していたが、今回はコロナ禍で十分な練習ができないこともあって1作品に絞っての公演となった。
今回は5月に開講し、総合プロデュースも務める劇団ゆうの新作に挑戦。37人の受講生はOBらの胆沢スタッフ、同劇団員とともに、気が優しくて弱虫なライオンの王子シンバと、いとこで賢くて力が強いカイトが親子愛と友情を深めていくおなじみのストーリーを演じた。
ステージいっぱいに感動のストーリーを展開する受講生の熱演に観客たちは拍手で応えていた。
青年期のシンバを演じた高橋和蓮さん(17)=水沢一高3年=は「落ち込んだときにみんなが助けてくれ、ミュージカルは1人でできないと改めて感じた。ジュニアは今回で卒業となるが、とても楽しいステージだった。これからもいろいろな形で続けていきたい」と終演後に語っていた。