一関・平泉

御神木 冬支度 きょう大雪【平泉】

雪模様の中、達谷窟毘沙門堂境内で行われた御神木「大オッコウ」の雪つり作業=6日午前10時45分、平泉町平泉字北沢

 7日は二十四節気の一つ「大雪(たいせつ)」。暦の上では雪が本格的に降るようになり、寒さも一段と増して冬本番を迎える頃とされる。

 6日の一関地方は、低気圧が東北地方を通過した影響で平野部でも午前を中心に雪が舞う空模様。日中の最高気温は一関2・1度、千厩0・6度(ともに盛岡地方気象台調べ)と寒い一日となった。

 平泉町平泉にある国史跡・達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂(達谷窟豪侑別当)では、降りしきる雪の中、境内にある御神木で「大オッコウ」と呼ばれる樹齢約500年のイチイの古木に雪から守る「雪つり」が施された。

 金成緑化(本社宮城県栗原市、菅原久樹代表取締役)の職人が行う作業では、10メートル四方に広がる枝が雪の重みで折れないよう、中央に立てた高さ約8メートルの柱の先端から放射線状に広げた60本以上の縄を1本ずつ枝に結び付け、枝の下からも支柱を添えてしっかりと固定。関係者によると、雪つりをしていたため2020月12月の大雪でも大きな被害を受けなかったといい、作業は境内にある松なども対象に今週末まで進められる。

 同気象台によると、7日の県内は冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で曇り、時々雪や雨が降る所がある見込み。

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