プログラミング挑戦 児童対象に出前講座 ミズサワセミコンダクタ【奥州】
半導体を使用した電子機器の製造・販売を中心に手掛けるミズサワセミコンダクタ(本社奥州市水沢工業団地、柳田雅紀代表取締役)による出前講座は10日、同市水沢大鐘町の同市少年少女発明クラブ川端教室で開かれた。同社の製品を活用したワークショップを通し、参加した同クラブ応用コースの児童にアイデアの素材を提供した。
同社はかつて社長が同クラブの会長を務めていたつながりもあり、ものづくり人材の育成も見据え、初めて子供たちを対象に出前講座を実施。大久保健本社・工場事業推進部長が講師を務め、同コースの小学4~6年生9人が参加した。
講座で参加者は、同社の半導体基板を使った装置で発光ダイオード(LED)のライトを点灯させるプログラミングを体験した。パソコンにライトへの指示を打ち込み、光の色や点灯時間などを設定。思い通りにライトが動作するのを確かめた。既製品のライトを分解し、同社製品と基板の精密さなどを見比べる時間も設けた。
参加した尾形恒星君(水沢南小学校5年)は「ライトが思った通りに光った。発明クラブでもパソコンを使った活動ができるのだと意外に思った。機会があればまたやってみたい」と関心を持った様子だった。