入賞自信に精進誓う 北上職訓校から7人 県若年者技能競技会
2022年度県若年者技能競技会(11月22日、滝沢市)で、北上高等職業訓練校の在校生7人が入賞した。同校では過去最多の入賞数で、入賞者は今回の成果を自信に今後の精進を誓っている。
金賞に輝いたのは建築設計科1年の中神明子さん(36)=中神工務店・北上市孫屋敷=、配管科1年の菅原隆一さん(20)=広新電設工業・奥州市水沢=、建築板金科1年の鬼柳沙菜さん(22)=藤原板金・紫波町=の3人。
銀賞は建築設計科1年の小田島貴弥さん(34)=丸安工務店・北上市下江釣子=、配管科2年の椎野志帆さん(27)=蔵屋敷住設・同市下江釣子=、配管科1年の蛇石悠輔さん(29)=まるも・同市鍛冶町=、銅賞は配管科1年の梅原寿也さん(34)=同=。
7人は同校を運営する北上職業訓練協会の髙橋寛会長、髙橋義和事務局長と共に髙橋敏彦市長を表敬訪問。金賞の3人は「建築の奥深さを知った。初めは緊張したが最後は落ち着いてでき、先生方の熱い指導もあり金賞を取れてよかった」(中神さん)、「賞を目指して頑張り、本番では成果を出すことができ満足している。この勢いで、自信をもって仕事をしたい」(菅原さん)、「全部やり切ることを目標にしてきたが、予想以上の結果でうれしい。これを自信にしていきたい」(鬼柳さん)と喜びを語った。
銀賞、銅賞の4人も「普段は大工で、設計は一からの勉強だった。来年はもう少し気合いを入れて勉強したい」(小田島さん)、「本番では制限時間内に終え、賞も取ることができてうれしい。これからも子育てと両立し頑張る」(椎野さん)、「半年間訓練した成果が実った。来年は金賞と県知事賞のダブル受賞を目指す」(蛇石さん)、「足りないところも多かった。来年はもう少し上を目指したい」(梅原さん)と今後への意気込みを示した。
7人のうち3人が女性で、配管科は金銀銅の3色を獲得。いずれも勤務先での日常業務の傍ら、同校に通い熱心に技術を磨いてきた。髙橋会長は「7人の入賞は夢のよう。みんな努力し、指導者も気合いを入れて指導した成果」と強調した。
髙橋市長は「非常に素晴らしい。皆さんの仕事が各都市のベースをつくり、受賞が活力を上げる。今後も精進し、一つでも上の賞や資格取得を目指してほしい」と賛辞を送った。