魅力あるスキー場へ 北日本リゾート社長PR 24日オープン予定・国見平【奥州】
奥州市衣川の国見平スキー場を2022年度シーズンから指定管理する北日本リゾート(本社北上市)の菅原三多英社長(46)は14日、市役所に倉成淳市長を表敬訪問した。菅原社長は「林の中を縫って滑るフリーランの可能性を感じる。今シーズンに様子を見ながら調査し、アクティビティーを充実させていく」とシーズンインに向けて抱負を語った。今シーズンは20日に安全祈願祭を行い、24日にオープン予定となっている。
菅原社長は倉成市長に安全祈願祭への案内状を手渡した。倉成市長は同社が作成したパンフレットを見て、「ロゴマーク」と新たなコースレイアウトについて「ロゴは国見平をイメージできるし、コース図は一目で分かるものになった」と評価した。
菅原社長は「魅力あるスキー場をアピールできないのはもったいない。しっかり表わさないといけないと思ってプロに作ってもらった」と応えた。「想像を超える『面白い』地形 『初心者も』『上級者も』驚きの滑りごたえ」としたキャッチフレーズは「自分の率直な感想。2年ほど前に娘と滑ったときに結構面白いと思っていた」と語った。
今季は従来の11コースで営業するとした上で、菅原社長は「初年度は除雪をしっかりして様子を見ながら調査を行う。林の中を縫って滑れるコースを作りたい。夏に林道を使ったアクティビティーも検討していく」と今後の展開についての考えを示した。
同社は北上市で夏油高原スキー場を運営しており、奥州市の公募に応じて国見平スキー場の指定管理を担う。今季は平日限定で、両スキー場の相互優待を行う。相互優待は、夏油のシーズン券を持っている高校生以上は国見平の1日券を700円引きの2000円で、国見平のシーズン券を持っている高校生以上は夏油の1日券を1000円引きの4400円で購入できる。
奥州市は市営スキー場の在り方を検討し、今季から国見平スキー場のみを指定管理で営業。越路、ひめかゆの両スキー場はリフトを休止し、地元関係者とともに今後の活用を検討している。