甘味ぎゅっと凝縮 「おいまつ柿」出荷始まる 花泉【一関】
一関市花泉町特産「おいまつ柿」の出荷作業は15日、同町老松の旧JAいわて南老松支店で始まった。寒風に約1カ月間さらすことで甘味をぎゅっと凝縮した干し柿は1個ずつ丁寧に包装して箱詰めされ、作業は今後クリスマスをめどに約10日間続けられる。
おいまつ柿は、皮をむいた渋柿を、硫黄で薫蒸処理してから干すことで鮮やかなあめ色ととろけるような食感になるのが特徴。特産化を目指す老松柿生産組合「おいまつ柿援隊」(小野寺義成組合長)が生産しており、今季は11月6日から皮をむき屋外の干し場につるす作業が行われてきた。
価格は、贈答用などに適した箱入りが1000円(8個)~3000円(25個)、個包装しないパック詰めは500円(6個)。小野寺組合長(81)は「出荷状況や干し柿の仕上がり具合をみながら箱詰めを続け、食べ頃の状態で届けられるようにしていく」と語る。
販売は、イトウストア(同町花泉)、新鮮館おおまち(同市大町)、JAファーマーズいわて平泉(同市末広1丁目)のほか、同支店の作業場でも発送を含め受け付ける。
問い合わせは小野寺英雄事務局長=090(2606)8088=へ。