花巻

全国植樹祭アピール 県内巡回展示 木製地球儀、花巻入り

上田市長(右)に木製地球儀を引き渡す工藤所長

 2023年6月に陸前高田市で開催される第73回「全国植樹祭」に向け、シンボルの「木製地球儀」の展示が16日、花巻市で始まった。県南地域では今後、北上市、金ケ崎町、奥州市などの行程で来年1月末までリレー展示される。

 高さ60センチ、幅50センチ、重さ14・7キロの木製地球儀は、21世紀の最初の植樹祭から新たな歴史を築くシンボルとして開催地に引き継がれている。森林・林業がさらに重要な役割を担うというイメージで、国民・企業・行政の3者の手で支えていく姿を「3枚の葉」で表現している。

 県内では開催機運を醸成するため、植樹祭開催1年前の今年7月の八幡平市を皮切りに、来年2月まで全33市町村を巡回展示。25カ所目となる花巻市では、同市下小舟渡のイトーヨーカドー花巻店市情報発信センターぷらっと花巻で20日まで展示される。

 展示初日の16日は、木製地球儀のパネルが県南広域振興局花巻農林振興センターの工藤祝子所長から上田東一市長に手渡された。上田市長は「全国植樹祭を機会に県民、市民が森林や木の大切さを改めて感じてくれるとありがたい。成功を期し全力で支援していく」と述べた。

 地球儀は花巻市の後、22~26日に北上市役所本庁舎、来月12~16日に金ケ崎町役場、同18~20日に奥州市役所江刺総合支所で展示。工藤所長は「全国を巡回している地球儀。ぜひ会場に足を運んで見てほしい」と話している。

 全国植樹祭は、来年6月4日に陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で天皇・皇后両陛下も出席されて開かれる予定。県内での開催は49年ぶり2回目。

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