SDGs、食品ロス啓発 コンビニでポップ掲示 水沢一高2年生製作【奥州】
奥州市内のコンビニエンスストア・ファミリーマート3店舗に、同市の水沢第一高校(大内誠光校長)2年生が「総合的な探究の時間」に作製したSDGs(持続可能な開発目標)やフードロスに関するポップがお目見えした。
両者は2022年度初めにSDGsに関し一緒に学んでおり、ファミリーマート側から企画が持ち掛けられた。同校2年生のうちフードロスやSDGsについて企画に興味を持った生徒の4グループが作製した。
作製した生徒が19、20の両日、奥州江刺桜木通店、江刺谷地店、水沢公園通り店をグループごとに訪問して掲示した。このうち水沢公園通り店には、調理科の青山理奈さん、伊藤瑞姫さん、三浦帆華さんが来店し、イートインスペースにポップ5枚を張った。
「SDGs」では、「今日からできること」として「フェアトレード商品を買うように心掛ける」「ウオーキングや健康診断にこまめに行く」「マイ箸、マイボトル、エコバッグを持ち歩く」などと紹介。このほかにも「安全な魚を食べるためには」「海を綺麗(きれい)にするために」「南極動物の安全のために」「食品ロス」についてまとめた。
普段からマイバッグを持って買い物したり、食品ロスがないように気を付けたりしているという3人。「SDGsを進めるためには全員の行動が必要」と強調していた。
同店で作業を手伝ったスーパーバイザーの吉田圭太郎さん(29)は「関西から今年赴任してきたが、奥州市はSDGsに盛んに取り組んでいる。SDGsや食品ロスはこれから先さらに必要になってくるもの。高校生と店舗が一緒に取り組むのは、地域コミュニティーと一体となっている証しだと思う」と話していた。
同校によると、生徒によるポップは4店舗分作られ、年内にもあと1店舗に掲示されるという。