北上・西和賀

歳末点描2022 年賀状区分け大忙し 岩手郵便局【北上】

年賀状を手作業で区分けする高校生アルバイト=23日、北上市相去町の岩手郵便局

 北上市相去町の岩手郵便局(八巻秀雄局長)で、年賀状の元日配達に向けた区分け作業が行われている。今シーズンの取り扱い通数は昨季より250万通少ない2100万通を見込んでおり、高校生らのアルバイト96人を含む総勢474人が24時間態勢で作業を進めている。

 同局は郵便物や「ゆうパック」などの区分け作業を集中処理する地域区分局。岩手、秋田両県(秋田中央郵便局取扱分除く)で出された年賀状が集まり、1時間当たり約5万通の処理能力がある区分機を最大14台稼働させて処理するほか、機械で読み込めないはがきは高校生や一般のアルバイトが手作業で区分けしている。

 北上翔南高2年の荒谷北斗さんは「元日に確実に年賀はがきが届けられ、お客さまが笑顔になれるよう細心の注意を払って作業している」と、宛先などを確認しながら1通ずつ区分けボックスに入れていた。

 年賀状の引き受けは15日から始まっており、22日現在の取り扱い量は276万通。郵便局での引き受けのピークは25日、区分け作業のピークは27日とみられる。同局郵便部の川村洋輔副部長は「普段会えない方に、年賀状を通じて日ごろの感謝の気持ちと思いを伝えていただければ。元日に配達できるよう25日までに出していただきたい」と話している。

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