白銀のゲレンデ満喫 愛好者が滑走 鉛温泉スキー場開き【花巻】
花巻市鉛の鉛温泉スキー場で23日、今季の安全祈願祭とスキー場開きが行われた。今季は2年ぶりに営業初日から滑走可能となり、地元中心のスキーヤーらが白銀の世界で思い思いに滑りを満喫した。
祈願祭には市と市スキー協会、花巻南温泉組合、パトロール隊などから約30人が参列。神事の中、玉串をささげてシーズン中の安全を祈願した。
前日に降雨に見舞われたが、営業初日は朝から雪が降り続く絶好のスキー日和となり、午前8時現在で積雪量35センチとなった。初日は第1リフトのみの稼働だったが無料開放され、オープンと同時に愛好者が続々と訪れて久しぶりに滑りの感触を楽しんだ。
友人と訪れた同市松園町の柏紀代子さん(70)は「気軽に訪れることができるスキー場なので、愛着がある。今季は10回は滑りに来たいし、スキー教室にも参加する」と笑顔を見せていた。
同スキー場によると、昨季は1万1475人が来場。下川原勝索道技術管理者(65)は「前日の雨で雪が解けたが、朝にいい雪が降ってくれて助かった。25日ごろまでに第2リフトを稼働できれば」と願う。
リフト料金は大人が1回券250円、1日券2500円、中学生以下と60歳以上が1回券180円、1日券1800円。
今季の営業は2023年3月12日までの予定。リフトの稼働時間は午前9時~午後4時。毎週水曜日はリフト券半額(回数券除く)。来年1月8日はスキー場まつりが開催される。