一関・平泉

一関工初戦突破ならず 全国高校バスケ 市船橋(千葉)に惜敗

男子1回戦の市船橋戦で、シュートを放つ一関工の武居(右)=24日、東京体育館

 第75回全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)は24日、東京都の東京体育館などで男子の1回戦が行われた。本県代表の一関工(2年連続5度目)は、市船橋(千葉、2年ぶり20度目)に75―78で敗れ、初戦突破はならなかった。【8面に関連】

 一関工は第1クオーター序盤は相手の堅い守備と速攻に苦しんだが、田中碧生や武居紅葉(ともに2年)の3点シュート、昆野結也(3年)の鋭いドライブなどで盛り返し、21―20とリードした。第2クオーターは相手の高さを生かした攻撃で逆転を許したが、粘り強い守備で食らい付き、33―37で前半を折り返した。

 第3クオーターは千葉洋哉(3年)のシュートで一時同点に追い付いたものの、パスミスなどターンオーバーも重なり、45―52で最終第4クオーターへ。一時14点差をつけられたが、ここから反撃。終盤に持ち味の守備からボールを奪い、田中の連続3点シュートなどで3点差にまで迫ったが、あと一歩及ばなかった。

 松岡隆博ヘッドコーチは「リバウンドの大切さは口酸っぱく言ってきたつもりだが、なかなか取れずに波に乗り切れなかった。最後にやっとエンジンがかかってきた印象」と悔しさをにじませながらも「前回は1点差、今回は3点差での敗北。選手たちには一つ一つのプレーの重み、1点をもぎ取る大切さを感じてもらえたと思う」とさらなる成長に期待した。

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