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都市景観賞に2件 紺屋町番屋など 盛岡市

紺屋町番屋

 盛岡市は、2022年度都市景観賞として駒木葬祭社屋(南大通)と紺屋町番屋(紺屋町)の2件を表彰した。

 自然や歴史的環境に調和した都市景観の形成につながる建築物の施主などを表彰する制度。景観に対する市民意識の高揚も併せて図ろうと、1984年度から実施している。

 39回目の今回は、2021年8月~22年7月に17件の応募があり、市景観形成推進委員会が現地調査などを実施して決めた。

 表彰理由は次の通り。

 ▽駒木葬祭社屋=城下町の風情を残す南大通の寺院群と鉈屋町、大慈寺町かいわいに建設。かわら屋根や木板のよろい張りの外壁、格子の窓、木製引き戸のシャッター、控えめな植栽のほか、正面下屋の柱脚には自然石を配するなど人に優しい雰囲気を与えている。

 ▽紺屋町番屋=旧奥州街道沿いの紺屋町、中ノ橋通付近にあり、1913(大正2)年、輸入された消防車に合わせた洋風な建物として誕生。2021年からの改修復元工事では、当時の石畳を用いた舗石や設備の遮蔽(しゃへい)などを施した。現在はカフェや物品販売、体験施設に利用され、リノベーションの好例となった。

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