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花巻東 一関学院 31位 全国高校駅伝

男子31位でゴールする一関学院アンカーの寒川柊成=25日、たけびしスタジアム京都
女子31位でゴールする花巻東アンカーの佐藤祥=25日、たけびしスタジアム京都

 男子第73回・女子第34回全国高校駅伝競走大会は25日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点とする男子7区間(42・195キロ)、女子5区間(21・0975キロ)で行われた。県勢は男子代表の一関学院(28年連続32度目出場)が2時間9分16秒、女子代表の花巻東(16年ぶり13度目出場)が1時間13分23秒でともに31位と、入賞はならなかった。【6、10面に関連】

 一関学院は1区工藤信太朗主将(3年)が躍動した。序盤から上位集団に食らいつき、29分45秒と7位で2区にたすきをつなぐ健闘を見せた。

 その後は2区野崎太地(2年)が14位、3区中野颯人(2年)が25位、4区鈴木諒太(3年)が30位と徐々に離され、5区今野柚輝(2年)、6区小原魁世(3年)、7区寒川柊成(3年)が追い上げを図ったが、入賞圏内には届かなかった。

 花巻東は1区角舘音緒(1年)が36位でたすきをつなぎ、2区澤村里桜菜(2年)は順位をキープ。続く3区鬼柳礼夢(2年)が10分30秒で33位に押し上げて流れをつくると、4区白木美樹(2年)は9分48秒と区間16位の力走で31位まで順位を上げた。

 最終5区でたすきを受けた佐藤祥(2年)は終盤まで粘り強く走り抜き、1時間13分台でフィニッシュ。チームの目標である20番台には届かなかったものの、16年ぶりの都大路で堂々たる走りを見せた。

 一関学院の藤井輝監督(37)、花巻東の遠藤広樹監督(32)ともに監督として臨む初めての都大路。藤井監督は「全国の舞台の難しさ、厳しさを感じた。選手たちも体が動けておらず、なかなか前に出られなかった」と思うようなレース展開に持ち込めなかった悔しさをにじませた。

 今後については「自分自身も選手たちも全国の舞台を経験できた。やり方を変えるなどし、また一からスタートしたい」と思いを語った。

 遠藤監督は「現地入りしてから選手たちの調子が上がっていた分、目標を達成できなかったのは悔しい。全国で上位に入るためには、絶対的なエースが必要」と語りながらも、「最後までよく頑張ってくれた。来年につながる走りはできていた」と選手たちの健闘をたたえた。

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