奥州・金ケ崎

歳末点描2022 来年こそ良い年に 奥州駒形神社で破魔矢準備

初詣に向けて破魔矢を仕上げる巫女たち=奥州市・駒形神社

 県南地方の神社などでは初詣の参拝客を迎える準備が進んでいる。奥州市水沢の駒形神社(山下明宮司)では27日、巫女(みこ)たちが破魔矢などの縁起物作りを開始。「受け取った人たちにとって良い年になるように」と願いを込めて仕上げている。

 同神社では、2023年の正月三が日の人出をコロナ禍前と同程度の11万人と見込み、参拝客に人気のある破魔矢は大中小合わせて8000本準備する。年末年始は高校生から一般まで42人が巫女として奉仕。今年は同日からどんと祭の来年1月15日まで交代しながら務める。

 奉仕初日の27日は、松竹梅や金銀の鈴が付いた破魔矢に来年の干支(えと)「卯(う)」の絵馬を取り付け、袋をかぶせて仕上げる作業を行った。巫女たちは「受け取った人に喜んでもらえるように」「今年も頑張ると気合いを入れてほしい」などと願っていた。

 山下宮司は「来年は3年ぶりに鈴の緒を取り付ける予定。感染対策はしっかりし、従来通りに近い初詣になることを願っている」と語っている。

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