1年間の労苦ねぎらう 官公庁仕事納め
県南地方の官公庁は28日、2022年の業務を終え、23年1月3日までの年末年始休暇に入った。花巻、奥州両市と西和賀、金ケ崎両町では対面やオンラインで仕事納め式が行われ、各首長が1年間の職員の労苦をねぎらい、新年からの精励に期待を込めた。
このうち金ケ崎町役場での仕事納め式には、職員約60人が出席。就任後初の年越しを迎える髙橋寛寿町長は訓示で、新たな取り組みのうち事務事業の見直しと、「(住民の)苦情は宝」と捉える業務体制を挙げて今年を回顧した。
「見直しでは目標に対し今の方法が適切かとの感性が働いた。その気付きには価値がある。また苦情は悪口ではなく要望事項。改善を検討し全員で共有するシステムをつくれた。住みやすさ日本一のまちのため、住みにくさを一つ一つ取り去るのが大事」と総括。「各部署の尽力で今年を元気に閉じられる。新年にまた元気な姿でお会いしたい」と職員に感謝した。
県南の市町のうち、北上市は例年仕事納め式を行っていない。