黒沢尻北2回戦敗退 全国高校ラグビー 石見智翠館(島根)に0―20
第102回全国高校ラグビー大会は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦が行われ、本県代表で3大会連続8度目出場の黒沢尻北は石見智翠館(島根、32大会連続32度目出場)に0―20で敗れた。
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黒沢尻北は開始早々にトライを奪われて追う展開となったが、ディフェンスから流れをつくろうと、重量で上回る相手FWにも粘り強く食らいついた。フィールドを広く使う相手に対し、鋭く低いタックルで応戦。自陣ゴールライン付近まで攻め込まれても冷静に追加点を防ぎ、0―5のまま前半を終えた。
後半は相手の圧力に押し込まれる時間帯が続き、2トライなどでリードを広げられた。試合終了間際にはFWの細田次大主将、細川聖(ともに3年)らを中心に密集でゴールに迫るなど、諦めることなくトライを取りに行ったが、得点にはつながらず、目標とする「花園で年越し(ベスト16)」はならなかった。
小田島康人監督は「いいタックルを繰り出し、面をそろえたディフェンスも機能していたが、ボールを奪うところまでなかなかいけず相手が一枚上だった。3年生は花園で負けた経験を生かしてここまで努力を重ねてきた。後輩たちは『自分たちの代はここで先輩を上回るんだ』という部分を考えて、今後に取り組んでほしい」と語った。