花巻

経済回復、発展誓う 4人が年頭スピーチ 花巻商議所 新年交賀会

年頭あいさつをする高橋会頭

 花巻商工会議所(高橋豊会頭)の2023年新年交賀会は4日、花巻市大通りのホテルグランシェール花巻で開かれた。商工業者をはじめ各界から200人を超える人が出席し、地域経済の回復、発展を誓い合った。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から密集、密接を避けるため事業所から代表1人が出席するなど規模を縮小して開催。君が代斉唱、市民憲章唱和に続き、高橋会頭が年頭のあいさつをした。

 高橋会頭は「昨年11月に新体制となり、気持ちも新たに花巻商工会議所として花巻の発展のために大いに努力していく」と決意。

 その上で紛争が世界経済に打撃を与え、成長を阻害し物価を押し上げている状況について「この地球が“宇宙船地球号”ならわれわれは乗組員。一人ひとりが役割を持ち、使命と責任感を持ってこの宇宙船が無事に進めるよう協力し合うべきだが、はるか遠い国で戦争をしているような感覚では問題は解決できない」と指摘。「限りある資源を分け合えば足りる、そういった考え方が大切。一人ひとりの人間が発想を変えて行動を変えていけばもっと素晴らしい社会が実現できる」と呼び掛けた。

 上田東一市長のあいさつに続き、来賓を代表して藤原崇衆院議員が祝辞を述べた。封をしたままのペットボトルの茶で乾杯、新しい年を展望しながら懇談した。

 恒例の年頭スピーチでは、卯(う)年生まれの議員ら4人が登壇して30秒以内で今年の抱負や目標を述べた。税理士法人キーファス理事長の梅木彰厚さん(71)は「ヘレン・ケラーの言葉を元にした社名で前向きに頑張ろうという願いを込めている。社名のように前向きにこつこつと自分の役割を自覚して励みたい」と話していた。

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