花巻
事故防止へ決意新た 市交通指導隊 初出動式【花巻】
花巻市交通指導隊（千葉まり子隊長、隊員５３人）の初出動式は６日、同市花城町のまなび学園で行われた。県内では交通死亡事故が相次いでいることから県警による「交通死亡事故多発警報」が発令されており、隊員たちは今後１年間の交通事故防止に意欲を高めた。
隊員２６人のほか、花巻署の佐々木守浩副署長、菊池朗好交通課長らが出席。上田東一市長が隊員の手帳など装備品を確認した後、「皆さんの日々の活躍により、市民が交通事故に遭う可能性が減っている。今年は交通事故の犠牲者が出ないように、花巻署の力を借りて頑張っていきたい」とあいさつした。
これに対し、千葉隊長（７１）は「飲酒運転を追放し、交通事故の撲滅と死亡事故ゼロを目標とし、地域に根差した交通安全活動を一丸となって推し進めていく」と決意表明した。
同署管内の２０２２年の交通事故死者は３人（前年比２人増）。同年１２月３０日には市円万寺字同心川地内の市道交差点で軽トラックと乗用車が出合い頭に衝突し、男性（７５）が死亡している。同隊では季節運動に合わせた啓発活動を展開し、飲酒運転防止、早めのライト点灯などを広くＰＲしていく。
