菓子業界活性化へ 一関、平泉45店スタンプラリー 来月20日まで
新型コロナウイルスの影響が続く中で菓子業界の盛り上げを図ろうと、「一関お菓子スタンプラリー」(県菓子工業組合一関、東磐両支部、一関商工会議所主催)が開催されている。2021年から続くイベントで3回目。一関地方に数多くある菓子店を巡り、購入してもらうことで、活性化を目指す。
同組合では毎年秋の一関地方産業まつり商工祭に合わせて県内外のスイーツを集めた「お菓子まつりinいちのせき」を開催していたが、新型コロナの影響で20年から開催を見送っている。一方で、コロナ禍で苦しむ菓子製造小売店支援の一環で、消費者に地元の菓子を楽しみ、良さを改めて知ってもらおうと、21年から冬にスタンプラリーを企画。多くの応募が寄せられるなど好評だったことを受け、3年連続で開催することとした。
今回は一関、平泉両市町の45店舗が参加し、今月6日にスタート。具体的には、各店でスタンプラリーカード(応募用紙)を配布し、500円以上の菓子を購入すればスタンプが1個押される。異なる店舗のスタンプ4個を集め、住所、氏名、電話番号を明記して応募すれば抽選で賞品が当たる。複数の店舗の商品を提供している街なか産直新鮮館おおまちと道の駅厳美渓、道の駅むろね、道の駅かわさきの4カ所については、ボーナスポイントとして金額にかかわらず菓子を購入すればスタンプ1個が押印される。
賞品はA賞(30人)は5000円分の一関市特産品詰め合わせ、B賞(70人)は3000円分、C賞(140人)は2000円分の菓子詰め合わせで、前回よりも当選数を増やしている。
期間は2月20日まで。問い合わせは同商議所=0191(23)3434=へ。
◇一関市▼一関=寿屋菓子店、松栄堂地主町総本店、同中野店、同イオン一関店、佐々木製菓一関大町本店、同一会一煎イオンスーパーセンター一関店、亀の子せんべい本舗大浪萩荘本店、同上の橋店、田代製菓、千葉恵製菓イオンスーパーセンター菜の花菓子舗、お菓子の館マロン、菓子工房シェルブール、ブーランジェリー・ル・スリール、弥生グループ、大福屋、街なか産直新鮮館おおまち、道の駅厳美渓
▼花泉=菓子処おざわ、させい菓子店、須藤食品、さくら園、さくらいちのまち、パン屋さんキートス
▼大東=山二菓子舗、村惣菓子店、松月堂菓子店、石橋商店、まんじゅう屋
▼千厩=しばた菓子店本店、同エスピア店、喜久屋
▼東山=冨士屋製菓パティスリーフジ、東山軒
▼室根=朝日堂製菓、扇家菓子舗、千葉本店、道の駅むろね
▼川崎=湖月堂、ぬくもり、ワークジョイかわさき、道の駅かわさき
▼藤沢=青葉屋、いとう屋
◇平泉町=菓子工房吉野屋、こがねや菓子店