一関・平泉

厄除けへ牛玉宝印授与 達谷窟毘沙門堂【平泉】

結願法要を終えた達谷窟別当(右)から額と手のひらに宝印を授かる参列者

 平泉町平泉にある国史跡・達谷窟(たっこくのいわや)毘沙門堂(達谷窟豪侑別当)で8日、「修正會結願牛玉法(しゅしょうえけちがんごおうほう)」が営まれ、法要後には集まった参列者に厄除けの牛玉宝印を頒布し今年1年の無病息災や身体堅固などを祈念した。

 新年の吉祥や五穀豊穣(ほうじょう)などを願い、毘沙門堂を根本道場に元日から1週間続けられてきた1日3座、計21座からなる毘沙門供をはじめとする修正会の結びとなるもの。法要では達谷窟別当らによる読経が続けられる中、県内外から訪れた参列者約150人が静かに手を合わせて見守った。

 法要後には希望者に牛玉宝印の頒布が行われたほか、達谷窟別当が参列者一人ひとりのもとを訪れ、額と手のひらにそれぞれ宝印を授与。奥州市水沢から毎年訪れているという徳田ケイ子さん(73)、智恵子さん(53)親子は「宝印を授かったことで無事に1年を送ることができると感じている。新型コロナの感染がまだ続いているが、今年も健康に生活できるよう願っている」と語った。

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