花巻

切り口鮮やか祭り寿司作り 海外出身者と親子ら交流【花巻】

多文化サロンで祭り寿司作りに挑戦する参加者

 花巻国際交流協会(佐々木史昭理事長)主催の第5回多文化サロンは8日、花巻市東和町の東和総合福祉センターで開かれた。県内在住の海外出身者と親子らが初春にふさわしい華やかな「祭り寿司(ずし)」を作り、和やかに交流した。

 多文化サロンは市民と海外出身者が交流し、異文化について学ぶことを目的に実施。同日はフィリピン、ベトナム、タイ、インドネシアなどの出身者10人と親子連れが参加し、同市東和町を拠点に活動する小山田美女会の会員4人が手ほどきした。

 「祭り寿司」の調理では野沢菜や卵焼きなどを束ねて、太巻きを作った。完成した太巻きに包丁を入れると切り口から鮮やかなチョウが表れ、参加者は完成品を手に笑顔を見せていた。

 このほか、会員の指導を受けて「あずま袋」も製作。フィリピン出身で同市東和町在住のアンパロ・アルビノさん(35)は「初めての体験だったので、すごく楽しかった。会員の方が優しくて、丁寧に教えてくれた」と満喫した様子だった。

 東和小学校の小原丸葉君(6年)は「海外出身の人たちと交流することができて良かった。皆さんに日本文化を教えることもできた」と話していた。

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