一関・平泉

漫画で伝える支援 利用者がパンフ作製 一関子育てセンター

一関子育て支援センターパンフレットの漫画版を作製し、市に提供した佐藤志保さん(中央)と同センタースタッフ

 一関市は、市民向けに一関子育て支援センターの事業を紹介するパンフレットの漫画版(A4判1枚、三つ折り)を作製した。同センター利用経験者で市内在住の保護者が、市が行う子育て支援サービスの良さをより多くの人に知ってもらおうと原案を手掛け、市に提供した。パンフレットは市内の子育て支援関連施設に置いているほか、市ホームペーでも紹介しており、同センターは「子育てに励んでいる親が、気軽に安心してセンターを利用してもらえるきかっけになってほしい」としている。

 漫画版を手掛けたのは、3歳の息子を持つ同市花泉町の佐藤志保さん(42)。デザインやイラストなどに関わる仕事を20年以上続けてきた自身の技能を生かし、同センタースタッフに「感謝を伝えたい」という気持ちを込めて描いた。

 同センターは、同市山目の一関保健センター内にあり、市の子育て支援拠点として育児相談や子育て支援広場、発達支援教室、情報発信などに取り組んでいる。これまでのパンフレット(A4判1枚、三つ折り)は、ほぼ文字情報だけの内容だったが、佐藤さんの漫画版はジャンル別に「子育て支援ひろば」「子育て相談」「発達支援教室」を各4コマで表現。利用希望者が具体的にイメージしやすいよう登場人物は、実際のスタッフをモデルにしたという。

 佐藤さんは「根底にあるのは自分の中にある感謝の気持ち。市民の一人としてこういうサービスを受けられてとてもうれしく、感動した。皆さんにもぜひ使ってもらいたい」と話している。

 一関子育て支援センターの鈴木佐保臨床心理主任主査は「若いお母さんたちが親しみやすく、分かりやすい内容になっていてありがたい」と佐藤さんの厚意に感謝している。

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