あすから共通テスト 会場準備進む 岩手大など県内7カ所
2023年度大学入学共通テストは、14、15の両日に全国一斉に行われる。県内では4406人が志願し、盛岡市上田の岩手大など県内7会場で実施予定。本番を前に職員らが新型コロナウイルス感染防止対策の徹底を図りながら会場の準備を進めている。
共通テストはセンター試験から切り替わり今年で3年目。今回は本試験が14、15の両日、新型コロナウイルスの影響で本試験を受けられなかった受験生らの追試験が28、29の両日に行われる。試験会場は同大のほか、県立大と盛岡大(以上滝沢市)、富士大(花巻市)、県立大宮古短期大学部(宮古市)、釜石高(釜石市)、大船渡高(大船渡市)の7カ所。追試験は富士大で行われる。
このうち岩手大では12日、職員らが正門前など3カ所に「岩手大学試験場」と書かれた看板を立てたほか、図書館前など構内3カ所に試験時間・会場案内の看板を設置するなどの準備作業に当たった。
当日の感染対策としては、大学入試センターのガイドラインに沿って席の間隔を約1メートル空け、密集を回避。試験室前などに消毒液を設置するほか、試験の合間には換気を行う。同大の松森洋子入試課長は「受験に当たってはマスクを着用し、手洗いや手指消毒に注意してもらいたい。換気を行うので寒くないような温度調節のできる服装で臨んでほしい」と呼び掛けている。
県内の志願者数は、前年度より228人少ない。試験は午前9時30分開始で、14日は地理歴史・公民、国語、外国語、英語(リスニング)、15日は理科(1)、数学(1)、数学(2)、理科(2)の順で行われる。