合格願い受験生激励 鉛筆セット配布 JR一ノ関駅
JR一ノ関駅(月居康男駅長)は12日、受験を間近に控えた高校生ら利用客に対して「合格祈願・学業成就鉛筆セット」を配り、志望校合格などそれぞれの目標がかなうよう激励した。
受験シーズン本番を前にJR盛岡支社管内の主要駅で実施している新春応援企画で、一ノ関駅では「合格祈願・学業成就」と印字され、合格にかけた五角形で黄金色の鉛筆100セットを用意。朝の通学時間帯に駅員と県PRキャラクター「おもっち」が西口改札前に並び、乗降客に「頑張ってください」などと声を掛けながら手渡した。
同日は一関市内の高校で推薦や専願者を対象とした入学試験が行われたこともあり受験に臨む中学生もいたほか、14日には県立一関一高附属中学校で入学適正検査、同日からは全国で大学入学共通テストがそれぞれ予定されている。鉛筆セットを受け取った男子高校生(18)は「共通テストから受験がスタートするので、このように応援してもらうと心が落ち着きありがたい」と感謝していた。
同駅構内には関連企画で願い事を書いた絵馬を掲示する「一ノ関駅絵馬掛所(かけどころ)」や開運おみくじコーナーを15日まで開設中で、絵馬には受験生の決意のほか、子供の合格を願う親の思いも記されている。企画を担当した斉藤匠さん(25)は「受験生にはJRの精神でもある物おじせず挑戦する精神で頑張ってほしい。駅を利用するお客さまにとって金色に輝く年になることを願っている」と語った。