「高校3年生、最後のお弁当。」入賞 JAA広告賞 本社企画・制作
日本アドバタイザーズ協会(JAA)は13日、第60回JAA広告賞「消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品を発表し、岩手日日新聞社が企画・制作した新聞広告「高校3年生、最後のお弁当。」が新聞広告部門のメダリストに選ばれた。
「高校3年生、最後のお弁当。」は、コロナ下で高校生活を送る生徒たちにエールを送りたいと発案。見開きページに、保護者や生徒から寄せられた27点のお弁当を卒業祝いとしてメッセージと共に並べ、最終ページでは水沢一高調理科の生徒が父母への感謝を込めて作った「お返し弁当」を掲載した。
広告主は県栄養士会、清水屋、斎藤松月堂、古戦場、水沢一高、七福人、北上書房など23社。2022年3月15日の岩手日日に4ページにわたり掲載した。
審査員からは「お弁当は愛情のキャッチボール。晴れやかな卒業生を温かく後押しするような企画」「彩り豊かで心が温かくなる」「お弁当を通して家族のつながり、愛情が表現されている」などと評価された。
同広告賞は、生活者視点から優れた広告を表彰し、広告の健全な発展に寄与することが目的。今回は21年10月1日~22年9月30日に放映・掲出・掲載された広告を対象として6部門に1164点の応募があり、消費者による審査を経て、グランプリ6点を含む64点が入賞。新聞広告部門では183点のうち、グランプリ1点とメダリスト10点の計11点が入賞した。
各部門のグランプリは次の通り。
▽新聞広告部門=山陰中央新報社▽雑誌広告部門=味の素▽テレビ広告部門=ACジャパン※経済産業大臣賞▽ラジオ広告部門=森ビル▽デジタル広告部門=佐賀県▽屋外・交通広告部門=静岡市