全国植樹祭 機運醸成へ 町役場に木製地球儀展示【平泉】
陸前高田市で6月に開かれる第73回全国植樹祭(国土緑化推進機構、県主催)シンボルの木製地球儀巡回展示は24日、平泉町役場で始まった。植樹祭の開催機運醸成を図ろうと本県オリジナル木製盾と一緒に2022年7月から県内市町村を巡回しているもので、同町で26日まで展示後、2月1~3日には一関市役所に会場を移して展示される。
町役場1階町民ホールでの展示セレモニーには県や町の関係者のほか、森林愛護少年団の制服をまとった県PRキャラクター「そばっち」や平泉PRキャラクター「きよひらくん」も参加。奥州市から引き継いだ木製地球儀のパネルを県南広域振興局一関農林振興センターの鈴木暁之所長から受け取った青木幸保町長は「地球規模で進む温暖化に対してSDGs(持続可能な開発目標)やカーボンニュートラル(脱炭素)を進める意味でも植樹祭の開催は大変意義あるもの。地球儀を展示することで取り組みを前進させる一歩としたい」とあいさつした。
地球儀は大きさが高さ60センチ、幅50センチあり、森林や林業をヒノキ製の地球で表現し、国民・企業・行政の3者を意味するナラ製の3枚の葉で支えるデザイン。木製盾は、県内33市町村の形に切り抜かれた木製パーツを円形にはめ込む構造で、同日は青木町長が同町のパーツをパネルに入れた。
本県では49年ぶり2回目となる全国植樹祭は、6月4日に陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園を会場に、天皇・皇后両陛下も出席されて開かれる予定。
【訂正】見出しは「全国植樹祭 機運醸成へ」の誤りでした。