積雪 祭畤で75センチ 一関
25日の一関地方は、強い冬型の気圧配置により強烈な寒気が日本列島上空に流れ込んだ影響で、寒さが厳しい一日となった。盛岡地方気象台によると、最低気温は一関氷点下8・6度、千厩は同9・6度と今季一番の冷え込みとなり、日中の最高気温も一関同5・2度、千厩同6・6度の真冬日となった。積雪は午後7時までに一関6センチ、県内でも豪雪地帯となる一関市厳美町の祭畤では75センチに達した。
同市では前日までの雪と寒さで路面が凍ったため朝夕の通勤、通学時間を中心に車両のノロノロ運転による渋滞が各地で発生。市街地中心部を流れる磐井川に架かる上の橋では、行き交う市民が横なぐりのふぶきに時折顔を覆いながら、足早に目的地へと向かっていた。
同気象台によると、26日の県内は引き続き冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で曇りや晴れで、初め雪の降る所がある見込み。内陸では大雪やなだれのほか、低温による水道管や路面の凍結に注意を呼び掛けている。