花巻
職業選択、将来の糧に 社会人や学生らが講話 花巻中
ＮＰＯ法人未来図書館（盛岡市）のキャリア教育支援プログラム「未来パスポート」は２４日、花巻市若葉町２丁目の花巻中学校（柏木廣喜校長、生徒４９５人）で行われた。１年生１４７人が社会人や大学生らの講話を聞き、職業選択や自分の将来につなげる糧とした。
同プログラムは子供と社会をつなぐことを目的に県内の小中高校で２００８年から実施。同日は花巻信用金庫、アイオー精密、みちのくコカ・コーラボトリング、岩手大などから１４人が講師として参加した。
生徒たちはグループに分かれ、ブースを移動しながら講師たちの説明を受けた。サムマジックの菅原修さんは手品師を目指した経緯やトレーニングなどを説明したほか、目の前で手品を披露して生徒たちを驚かせた。
花巻信金の川村実貴さんは模擬紙幣を使って、手で紙幣を数える「札勘定」を披露。「デジタル通貨が普及しても、まだ現金を数える機会は多い」といい、生徒たちも札勘定に挑戦していた。
同校の山岸陽斗さんは「美容師になるのが夢なので、お客さんとの接し方を学べて良かった。大人としての振る舞いも学べた」と話し、参考になった様子だった。
