震災被災者作品一堂に 海産物販売も 盛岡で絆フェア
東日本大震災の被災者らの手作り品を展示・販売する第19回「手しごと絆フェア」は、盛岡市菜園のパルクアベニュー・カワトクで開かれている。暖かいニット帽やポーチなど、ぬくもりある約300点が並び、来場者の目を引いている。30日まで。
同フェアは、震災からの復興を支援する任意団体「Colle―Color(コレカラ)」が主催し、2013年から毎年開いている。
今回は県内沿岸部をはじめ、被災地支援に関わる商品を手掛ける県内外の7団体・企業が出店した。
会場には、丹誠込めて作られた手編みのニット帽や布製のポーチ、バッグのほか、旬の海産物なども並び、人気を集めている。
コレカラ事務局を務める盛岡市の一般社団法人「SAVE IWATE」の千葉菜津樹さん(40)は「震災から10年以上がたったが、まだ元通りの生活ができない被災者もいる。頑張って生活していることを内陸部の皆さんにも知ってもらいたい。技術も上がって優れた作品がたくさんあるので、ぜひ訪れてほしい」と話している。
時間は午前10時~午後7時(最終日は5時)。