県内外
震災風化防止へ特設サイト ５都県知事メッセージも
岩手、青森、宮城、福島の４県と東京都でつくる東日本大震災復興フォーラム実行委員会は、震災の記憶や関心の風化防止に向け、特設サイトを開設した。３月１９日までの期間限定で、５都県知事と仙台市出身のプロスケーター羽生結弦さんのメッセージ動画を公開。「被災地の今」を発信しながら、支援の継続を呼び掛けている。
実行委では、２０１７年度から震災風化防止イベントを開催。２２年度は「想（おも）いをつむぎ、未来へつなぐ」をキャッチフレーズに、特設サイト上で展開するオンラインイベントのほか、３月に東京都で開催するオフラインイベントを企画した。
特設サイトでは、５都県知事と羽生さんのメッセージ動画を公開。このうち羽生さんはスケート練習中に被災した当時を振り返りながら「たくさんの支援をしていただき、一人の宮城県民として本当に感謝している。これからも自然がきれいで海が豊かな東北の地に、人のつながりや優しさがあふれていくことを願っている」との思いを伝えている。このほか、サイトでは震災伝承施設や震災語り部の取り組みなども紹介する。アドレスは次の通り。
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オンラインイベントの一環で、インターネット交流サイト（ＳＮＳ）のキャンペーンも実施。今月１０日～３月１１日の期間中、インスタグラムで公式アカウントをフォローし「＃東北チャージメシ２０２３」のハッシュタグで東北４県の名産品や料理の写真を投稿すると、抽選で１００人に特産品などが当たる。
オフラインイベントは、３月５～１１日に東京都港区の汐留シオサイト地下通路で開催。復興に関するパネル展示やご当地スイーツの販売などを通じて東北の魅力を発信する。詳細は特設サイトに掲載している。
