一関・平泉

新花泉小 校舎完成 体育館に児童クラブ併設【一関】

完成した新花泉小の校舎。1階に1、2年生の普通教室や多目的ホール、2階は3~6年生の普通教室や特別教室が配置されている

 一関市が2021年12月から同市花泉町涌津字下原地内で建設を進めてきた新花泉小学校の校舎と体育館が完成した。同市花泉地域にある小学校6校の統合による新たな学校は新年度が始まる4月開校が決まっており、今月末には地域住民を対象とした新校舎完成見学会が予定されている。

 新花泉小が建設されたのは、一関南消防署と市道郷ノ里五輪堂線を隔てた北東側に位置する敷地面積3万8316平方メートル。中央に建てられた校舎棟は鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ面積5673平方メートルの大きさで1階は1、2年生の普通教室各3室をはじめ特別支援教室、相談室、多目的ホール、職員室、校長室などが整備されている。

 2階には3~6年生の普通教室各3室のほか、音楽室や家庭科室、理科室などの特別教室が設けられた。

 屋内運動場(体育館)・放課後児童クラブ棟は校舎棟北西に隣接して整備され、鉄骨(一部鉄筋コンクリート)造り平屋建て、延べ面積1605平方メートル。校舎棟と渡り廊下で結んだ場所に学校開放時などに利用者の出入り口となる玄関ホールを配し、ホールを挟む北東側に体育館、南西側には放課後児童対策として同クラブ棟を一体整備した。

 敷地内では校舎棟の南西側で校庭の造成工事も終えており、市道に面した西側には今後駐車場を整備。体育館の北東側に建設されるプールは、シーズンに入る6月完成を目指して工事が進められる。市では地域住民を対象とした新校舎完成見学会を、26日午後1時30分から4時まで開催予定で、入場時は上履きを持参するほか、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として検温と手指消毒、マスクの着用を求めていく。

 同地域では、14年度に永井、涌津、油島、花泉、老松、金沢、日形の7小学校の統合が決まっていたが、日形は複式学級が常態化していたため翌年度に先行して老松と統合している。

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