花巻

賢治朗読 工夫凝らす 県内外から17組出場 雨ニモマケズ全国大会【花巻】

腹話術人形で詩を朗読し、大賞を受賞した宮坂さん

 花巻市出身の宮沢賢治にちなんだ「雨ニモマケズ」朗読全国大会(実行委主催)は4日、同市大通りの市定住交流センターなはんプラザで開かれた。県内外から個人・団体合わせて17組が出場し、それぞれが工夫を凝らした朗読パフォーマンスを披露。審査の結果、長野県の宮坂裕子さんが最高賞の大賞に輝いた。

 「賢治の強さ、やさしさ伝えよう」をテーマとしている同大会は2008年に始まり、今回で14回目。22、21年は新型コロナウイルスの影響で中止した。同日は、県内を中心に秋田や群馬、北海道などからの参加者もいた。

 舞台では、韓国語や中国語を交えた朗読で世界平和を訴えたり、畑仕事をしている賢治が詩作する様子を一人芝居で演じたりするなどアイデア豊かな発表が続き、来場者を楽しませた。

 共に6歳の「ハナとサラ」組(北上市)は、そろいの衣装でステージに上がり、詩の冒頭を読み上げた後「虹」を元気よく踊り、小学1年生の高橋芙海さん(同)は着物姿で登場し、身振り手振りで詩を表現。それぞれ特別賞に輝いた。

 初出場で大賞を獲得した宮坂さんは、腹話術人形のジョージ君と花子さんが結婚式で誓いの言葉として「雨ニモマケズ」を朗読するという構成で、会場の注目を集めた。受賞発表にも声色を使い分けて「ありがとう。とてもうれしい」「みんなに幸せが訪れますように」と感想を語った。

 朗読大会後は、「地産地消講談師」として活動する一関市の地伏亭金目さん=本名松田真学=が、新作「賢治さんといっしょに」を披露し、名調子で観客を楽しませた。

 大賞と特別賞を除く結果は次の通り。(敬称略)

 ▽1位=ゆるりっか(北海道)▽2位=後藤昌代(北上市)▽3位=紫波チョゴリズ(花巻市)

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