展勝地で雪遊び 「冬まつり」初開催 炭火焼き肉も【北上】
「展勝地冬まつり」は5日、北上市立花の展勝地レストハウス駐車場で開かれた。炭火焼き肉や雪遊び、フード販売の各コーナーが設けられ、多くの家族連れなどでにぎわった。
株式会社展勝地(軽石倫史社長)が主催、夏油高原温泉郷一帯の活性化へ取り組む「いで湯までのラインを楽しむ会」(佐藤孝志会長)が共催。冬の閑散期に北上の二大観光地である展勝地と夏油高原エリアが東西連携し、北上の冬の目玉にしようと初開催した。
炭火焼き肉コーナーでは家族や仲間同士で七輪の火を囲み、寒空の中で暖を取りながらおいしそうに地元産牛肉などを味わった。家族4人で訪れた小原健史さん(37)=同市二子町=は「寒くて雪のある中で食べるのも面白い。いい思い出になりそう」と満足そう。娘のあまねさん(二子小学校1年)も「(外は)寒いけど、温かくておいしい」と笑みを浮かべた。雪遊びコーナーでは子供たちがそり滑りやミニスキー、雪板体験を楽しんだ。柏葉絆星ちゃん(むらさきの幼稚園年長組)と弟の蕾月ちゃん(同年少組)は「そり滑りは楽しい。焼き肉もいっぱい食べておいしかった」と充実感でいっぱいの様子だった。
フード販売コーナーには11店舗が出店した。輸入炭と国産炭の違いを実演したり、産直の野菜やひまわり油、ラーメン、スープ、焼き鳥、玉こんにゃくなどを販売。来場者はお目当ての品を買い求め、おいしそうに舌鼓を打っていた。
軽石社長は「子供たちや家族連れ、高齢の方々など思った以上に来場いただいた。展勝地と夏油高原エリアが今後も協力体制をとり、冬の恒例行事として定着させていきたい」と話していた。