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太陽光発電自家消費型導入 半導体工場で国内最大 キオクシア北上、四日市

キオクシア岩手(北上工場)第1製造棟の屋上に設置された太陽光発電システム=キオクシア提供

 半導体大手キオクシアは、北上工場(キオクシア岩手、北上市北工業団地)と四日市工場(三重県四日市市)で、グループ初となる大規模自家消費型太陽光発電システムを導入した。いずれの発電設備能力も国内半導体工場では最大規模。キオクシアグループは、今後も再生可能エネルギーの活用推進を進めていく。

 キオクシア岩手では、第1製造棟の屋上に太陽光パネルなどを設置。2022年から工事を進め、今年1月20日から稼働を始めた。発電能力は約3600キロワット。年間発電量は約3500メガワット時を見込む。

 年間の二酸化炭素(CO2)削減量は約1600トンで、一般家庭の約850世帯分。現在、建設中の第2製造棟も含め今後、さらに設置を検討していく。

 四日市工場は6月に稼働が始まる見通しで、両工場合わせた年間発電量は約7600メガワット時。ただ、工場で使用する電力全体からすればわずかな量。キオクシアグループは太陽光発電システムの導入を拡大し、40年度までに自社で賄う電力の再生可能エネルギーの比率を100%とする目標を掲げている。

 同グループ広報は「今後も気候変動への取り組みを積極的に推進し、社会とともに持続的な発展を目指す」としている。

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