「歩き回れる珠玉の街」 米紙に盛岡を推薦 クレイグ・モドさん 今年の旅行先
米紙ニューヨーク・タイムズが発表した「2023年に行くべき52カ所」で盛岡市が選出されたことを受け、同市を推薦、寄稿した米国出身のライター、クレイグ・モドさん(42)=神奈川県鎌倉市在住=が7日、盛岡市役所を訪れ、改めて街の魅力を語った。
日本に住んで9月で23年目になるモドさんは、盛岡を「歩いて回れる珠玉の街」と評価。お薦めスポットとして城跡が残る岩手公園や、こだわりのコーヒーの店、わんこそばが楽しめる老舗、個性的な古書店、ジャズ喫茶などを紹介した。
盛岡が英国ロンドンに次いで2番目に紹介されたことには「こんなに話題になるとは思っていなくてびっくり。中核都市も大都市と同じくらい大切。まちおこしなどの役に立てればうれしい」と喜んだ。
2021年に盛岡を含む10カ所の中核都市を選んで全国各地を旅したという。中でも印象に残った盛岡について「歩きやすく、街並みがきれいで、自然との向き合い方がすごく良い。若い人が個人の店を頑張ったり、やろうと思ったりといったその健全さに感動した」と語った。
同紙の依頼を受けて6日から3泊4日の日程で盛岡で追加取材を行っているといい、「今後、花巻や一関、遠野などにもぜひ行ってみたい」と県内の他市町村にも興味を示していた。