柔らかな光 町内各所に 西和賀・「雪あかり」
西和賀町の冬を彩る「雪あかり2023inにしわが」(実行委主催)は11日、町内全域で開催された。各地に雪像やミニかまくらなどが作られ、ろうそくの柔らかな明かりが雪国の夜を照らした。
豪雪地のイメージアップと観光振興を目的に1989年に旧湯田町で始まり、町村合併後の2007年に沢内地区にも拡大。新型コロナウイルスによる中止を挟み、3年ぶりに開かれた今回は49の事業所、団体、町内406世帯に対し、ろうそく約1万3000本が提供された。
JRほっとゆだ駅そばのメイン会場では開会セレモニーが行われ、午後5時30分ごろ、滑り台が付いた大型の雪あかりが点灯。町内外の来場者がかまくらの中に入ったり、記念撮影したりしてにぎわった。
沿道や民家の玄関先などにも、アニメキャラクターをモチーフにした雪あかりなどがお目見え。湯田小学校3年の髙橋駿汰君は「ウサギが餅つきしている雪がきれいだった。自分も雪だるまをつるつるにして、顔を付けて中に明かりを入れたのを作ってみたい」と楽しげに見て回った。