北上・西和賀

息合わせ堂々と 合唱、オペレッタ披露 北上ミューズコーラス隊定演

オペレッタを見事に演じきった北上ミューズコーラス隊のメンバーら

 北上市内の小中学生で構成する北上ミューズコーラス隊の第24回定期公演は12日、市文化交流センターさくらホールで開かれた。メンバーらは合唱とオペレッタで、磨き上げてきた合唱や演技を堂々と披露。約350人の来場者を引き付けた。

 第32回市民芸術祭の一環で、小中学生のメンバー18人と卒業生2人が出演。第1部の合唱では、サトウハチロー作詞の「夕方のおかあさん」「秋の子」など9曲で身ぶり手ぶりを交え、息の合った歌声を響かせた。

 第2部では、グリム童話を独自にアレンジしたオペレッタ「新・ヘンゼルとグレーテル」を上演。メンバーらは昨夏から稽古を重ねてきた成果を舞台で存分に発揮し、完成度の高い演技と歌唱力に来場者から大きな拍手が贈られた。

 主役のグレーテルを演じた千田ことはさん(南中1年)は「せりふも歌も、今までやってきたことを全て出し切った。『よかったよ』と言われうれしいし、いい思い出になった」と充実した表情。もう一人の主役・ヘンゼル役の米山璃夢君(黒沢尻北小5年)は「最初は緊張したけど、(会場の)みんなの拍手に励まされた。せりふも歌もしっかりできてよかった」と達成感をにじませた。

 菅原圭子父母会長は「新型コロナウイルスやインフルエンザが心配だったが全員そろって発表でき、内容も本番が一番良かった。多くのお客さんに見ていただき、団員も励みになった」と目を細め、孫が出演したという市内の男性(66)は「素晴らしい。難しい曲もよく頑張って歌い、演技も良かった」と賞賛した。

地域の記事をもっと読む

北上・西和賀
2024年5月9日付
北上・西和賀
2024年5月9日付
北上・西和賀
2024年5月8日付
北上・西和賀
2024年5月8日付