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高橋 世界選手権代表に 競歩

男子20キロ競歩で優勝した池田向希(左)と2位の高橋英輝=19日、神戸市東灘区

 陸上の日本選手権20キロ競歩は19日、今夏の世界選手権(ブダペスト)などの代表選考会を兼ねて神戸市の六甲アイランド甲南大西側コースで行われ、男子は池田向希(旭化成)が1時間18分36秒で初優勝を遂げた。高橋英輝(花巻北高―岩手大―富士通)が1時間19分7秒で2位。

 昨年の世界選手権銀メダルの池田は、今夏の世界選手権の参加標準記録(1時間20分10秒)をクリア。日本陸連が定めた派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破済みの高橋とともに条件を満たし、代表に決まった。

 3位は野田明宏(自衛隊)。昨年の世界選手権35キロ銀の川野将虎(旭化成)は5位だった。
 女子は藤井菜々子(エディオン)が1時間29分54秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。岡田久美子(富士通)が2位。

高橋、「世界」へ決意

 ▽…男子で2位の高橋は、池田とのマッチレースを「想定していた通りだった」と振り返った。終盤に4度目の歩型に関する注意を受け、「(池田は)完成度がすごい。一緒に歩き過ぎても警告をもらうかなと思った」。最後は突き放されたが、世界選手権代表の座はきっちり手にした。

 この大会で6度の優勝を誇る実力者。昨年は勝って世界選手権に臨んだが、悔しい結果に終わった。「代表に決まって少しびびっている」と率直な心境を明かしつつ、「メダルも大事だし、取りたい思いもあるが、やってきた取り組みを出したい」と決意を示した。【時事】

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