一関・平泉

来月、舞台「ソングマン」 文化センター 佐藤智広さん(一関出身)出演

舞台「ソングマン~翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部~」のPRチラシ

 舞台「ソングマン~翔べ!三ツ矢高校・男子コーラス部~」の公演は、3月19日に一関市大手町の一関文化センターで行われる。同市出身の佐藤智広さん(27)ら若手俳優が出演する作品で、同センターなどでチケットを販売している。

 1994年の創立以来100本以上の創作劇を上演してきたトム・プロジェクトがプロデュースする学園もの音楽劇。来月21~26日の東京公演に先駆け、NPO法人一関文化会議所主催の一関公演が初演となる。

 かつて一世を風靡(ふうび)したバンドのギタリストがひょんなことからコーラス部の特別顧問に就任し、歌を通して自分の思いを届ける大切さを体当たりで教えるうちに部員たちも歌う喜びに目覚めていく―という粗筋。作・演出は脚本家、演出家なるせゆうせいさん。

 開場は午後1時15分、開演は同2時。チケットは全席指定で大人4500円、小中高生2000円(当日は各500円増)。6歳未満は入場不可。問い合わせは同センター=0191(21)2121=へ。

青春、エンタメ届けたい

 一関市出身の俳優・佐藤智広さん(27)は、岩手日日新聞社のインタビューに応じ、初の地元公演となる舞台「ソングマン」への意気込みを語った。(聞き手は報道部・千葉順子)

 ―地元・一関での公演への思いは。

 仕事としての公演は初めて。地元にいる時から「いつか、ここ(一関文化センター)に立ちたい」と思っていた。

 ―今年でデビュー10周年。芸能界入りの時期ときっかけは。

 仕事を始めたのは千厩高校3年生の卒業間際。アニメーションなどが好きで、声の仕事にふんわり憧れていた部分もあったので、そういう世界に入りたいなと思ったのがきっかけ。

 ―ミュージカルや舞台に出演し、昨年は歌手としてCDデビューも果たした。

 親が歌を聴くことが好きで、歌は身近にあった。体作りと一緒で普段から声出しなどでトレーニングしている。中学時代に応援団長と野球部のキャプテンをしていたこともあり、声を出すことには慣れている。

 ―今回の役どころは。

 コーラス部の部員。27歳で学生役をやるのは懐かしいというよりも新鮮な気持ち。登場人物は好きなことに真っすぐだが結構難しい問題を抱えている。それをみんなと一緒に熱く解決していく流れになっている。難しくもやりがいがある。

 ―作品の見どころは。

 学生ものというのもあって「青春」が見どころ。学生だけでなく、大人もメインで登場する。世代によって違う青春が感じられるのでは。

 ―市民にメッセージを。

 岩手で生まれ育ち、東京に出て仕事をしているが、一関で公演できることに気合が入る。皆さまに楽しんでいただくことが一番の目標。見に来て良かったなと思ってもらえるような青春、エンタメを届けたい。

 さとう・ともひろ 1995年生まれ。雑誌のオーディションへの応募をきっかけに芸能界入り。ミュージカル「忍たま乱太郎」などに出演。日本テレビの情報番組「PON!」のお天気お兄さんに抜擢(ばってき)され、歌手としてもCDミニアルバムをリリースするなど幅広く活動中。

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